8.聖なる力


 エビルは、二人を軽く往なしながら不敵な笑いを浮かべ再び新たな蔓を出現させた。それは、クラトスから力を吸い上げたあの堅く鋭い蔓であった。
「くっ…冗談じゃねえ!俺の力まで吸い上げるつもりかよ!」
 自分に向かってくるそれを見て、顔を強張らすブレイズ。蔓はそんな彼の体に容赦なくその先端を突き刺し、力を吸い上げ始めた。
「ブレイズさん!!」
 彼を助けに近寄ろうとしたアンナを、別の蔓が打ちつけ跳ね飛ばしてしまう。アンナは辛うじて空中で態勢を整えるとブレスを吐き、続いて自分に襲いかかってくる蔓を排除した。
 するとその時、彼女の横を蒼い光が稲妻の如く駆け抜けて行った。
「クラトス!?」
 それはまさしくクラトスであった。
 彼はエビルが放つ攻撃をかわすと翼をはためかせ上空へとジャンプした。そしてそのまま光の剣を上段に構えると一気に振り下ろした。
 それは、エビルの左半身に網目状に張り巡らせた蔓を次々に切り裂いていく。
「ぎゃああああ〜〜!」
 凄まじい悲鳴を上げのたうつエビルを横目に、クラトスは着地と同時に再び舞い上がりブレイズの体を蔓から引き剥がすと、エビル本体から切り離されうごめいている蔓にイラプションを放ち焼き払った。
 クラトスはブレイズを抱えたままアンナの横に降り立ったが、ブレイズを下ろすとすぐに崩れるように膝をついてしまう。
「クラトス!!」
 苦しげに肩で息するクラトスの体は先程よりさらに薄くなっており陽炎のように揺らぎ始めていた。それでも彼は再び立ち上がると心配そうに自分を覗き込んでいるアンナに笑いかけた。
「三人とも満身創痍って所か…。」
 クラトスが言うように、三人ともその姿は徐々に薄くなり始めていた。それとは逆にエビルの方は、先程のクラトスの攻撃でかなりのダメージを受けたとはいえ、ブレイズの力を吸い上げた事により今や大樹へと成長を遂げていた。
「それでも、負ける訳にはいかないのだ。」
 驚異的な生命力ですでに再生を始めているエビルを睨みつけクラトスが言った。
「残る命全てを力に変えてでも必ず倒さなければならない。」
 その結果自分も消える事になるだろうが、それでも構わないと。
 ブレイズはそんなクラトスを見詰め、ゆっくりと立ち上がるとニヤリと笑った。
「どうせ消えるなら三人一緒っていうのはどうだ?三つでは消えかかった体でも、一つになりゃちっとはマシになるんじゃねえかってコト。」
「馬鹿な!お前達まで道連れにする訳にはいかん。消えるのは私一人でたくさんだ!」
 ブレイズは即座に異議を申し立てたクラトスの肩に手を回すとその顔を覗き込んだ。
「他に奴に勝てる手段があるのか?いくらお前でも今の状態では奴を倒すのは無理だ。言ったはずだぜ。俺はお前を守護する為に生れた精霊だってな。守護する相手がいなくなっちまっちゃあ俺の存在意義がなくなっちまうんだよ。」
「私だってそうよ。守護竜は神を守るのが使命だもの。半分しかその血が流れてなくたって私も貴方の守護竜には違いないでしょ。」
「私は神ではないし、お前は私の守護竜ではない。」
 憮然として言うクラトス。
「あら、私はそのつもりよ。それに貴方が手にしているその剣、ソアラ様でしょう?力を感じるもの。ソアラ様とは一緒に戦えても私達とは戦えないってわけ?」
「そうそう。そんなの冷たいぜ、クラトス。」
「……」
 クラトスは黙り込んでしまう。すると、クスクスとの笑い声と共にソアラの声が聞こえて来た。
『あなたの負けですね、クラトス。ブレイズが言うように、もうそれしか方法はないのかもしれません。』
「しかし…」
 未だ決めかねている様子のクラトスに、駄目押しとばかりにブレイズが言った。
「覚悟を決めようぜ。神さ…いや、天使様。私どもは貴方様の為ならどんな事でもやって進ぜましょう。」
 おどけた様に華麗に頭を下げて見せるブレイズ。クラトスは溜息をついた。
「どうなっても知らんからな。」
「そんなこたあ元より承知の上。俺達の命。喜んでお前に預けるよ。」
 ブレイズの言葉と同時に三人の体が光に包まれ、三つの光は一つの大きな光となり爆発した。
 そこに現れたのは、全身に蒼き輝きを纏った鬼神の姿。その背には大きな七色の翼が広がっている。
「うおおおおお!?」
 突然現れたそれに驚愕の声を上げるエビル。鬼神は翼をはためかすと、真っ直ぐにエビルに突進して行った。
 エビルは無数の光弾を放ち退けようとするが、その全ては、鬼神の体から発せられる蒼い光に触れると同時に溶ける様に消えて行った。
「!!…く、くるな。それ以上私に近付くな――!」
 エビルは鬼神から感じられる凄まじい程のパワーに恐れをなし叫んだ。他の存在に脅威を抱くなど、長い彼の人生の中でも初めての事だったかもしれない。
 鬼神は彼の頭上にくると、手にした光の剣で新たに再生させた蔓を次々に切り落とし、口からブレスを吐き出すと切り落としたそれらを焼き払って行く。瞬く間に張り巡らされた蔓は全て灰と化してしまった。
「ぐわああああああ!!」
 鬼神は、エビルの前に降り立つと、苦しみもがく彼の姿を無表情に見詰めた。
「…貴様は誰だ!?」
 苦痛に顔を歪ませ問いかけたエビルだったが、すぐにハッとした表情になる。
「…まさか…お前なのか?…お前はクラトスなのか?…馬鹿な。お前にこれ程の力が残されているはずがない。お前の力は殆ど私が吸い取ったはずだ。」
 エビルの体が怒りで震え出した。
「…認めんぞ…お前が私に勝るなど、絶対に認めん!!」
 叫ぶと同時にその姿が人へと変化して行く。その手には闇の力を秘めた剣が握られている。
「貴様が光の剣なら、こっちは闇の剣だ。聖なる力など闇の力に及ばぬ事を思い知らせてやるわ!!」
 ぶつかり合う二つの力。殆ど互角の戦いは凄まじいものがあった。剣を交える度に火花が散り、それぞれの魔力のぶつかり合いが辺りに竜巻を起こす。両者とも激しく傷つきながらも互いに一歩も譲らなかった。
 戦いは長時間に渡り、ついに二人とも力付きその場に崩れ落ちた。鬼神の体が光に包まれクラトス達は元の姿へと戻っていく。エビルも本来の彼自身の姿に戻っていた。
 エビルはゆっくりと立ち上がると倒れている三人を見て笑みを浮かべた。
「…どうやら…私の勝ちのようだな…。」
 剣を手にふらつきながら近寄って行くエビル。そう言う彼の体も相当のダメージを負っており歩くのがやっとという感じであった。力を失った体は半分消えかかっている。
「これで分かっただろう?所詮光の力などこんなものなのだ。今、止めを刺してやる。」
 だが、エビルが振り下ろした剣ははじき返され彼はそのまま後方へと吹き飛ばされた。
「!?」
 なんとか起き上がったエビルは何が起きたか分からないといった表情でクラトス達を見た。
 すると、もう起き上がる事さえ出来まいと思っていたクラトスが膝をついた状態で起き上がっていたのだ。そして剣を杖代わりにゆらりと立ち上がったのである。その体はエビルより薄くなり、もう殆ど透き通った状態であった。
「クラトス!貴方一人じゃ無理だわ!」
 ただ一人エビルに戦いを挑んで行くクラトスを止めようと必死に体を起しながらアンナが叫んだ。
「手を出すな!!」
 クラトスの一喝に驚愕するアンナ。
 それは今まで見た事もないクラトスの姿だった。全身から放たれる凄まじい闘志。鋭い眼は、目の前の敵のみを見詰めている。敵がいる限り戦い続けるという戦士としての魂のようなものだけが、もう動くはずもないその体を動かしているかのようだった。
「戦神…」
 ボロボロの姿で戦い続けるクラトスを見詰めるアンナの口から思わず呟きが漏れる。
「あれがあいつのもう一つの姿だよ…。あいつはほんのよちよち歩きの頃から戦闘マシーンとして育てられたんだ。そこには人としての感情なんて一欠けらもなかった。命じられるままに戦いに赴き、そして相手を仕留める。ただそれだけだった。ミトス達と出会い、あいつは変わり始めた。人として初めて目覚める事ができたんだ。
 だが、幼い頃から叩き込まれたものはそう簡単に消せるものじゃない。あいつの中には未だ戦闘マシーンとしての自分も残っている。あいつはいつも二つの自分の間を綱渡りしているんだ。
 本来は人を温かく包み込むことができる優しい心をもったあいつが、それとは正反対の、ただ目の前の敵を排除する機械のような心も併せ持っている。こんな不安定な状態がいつまでも続けられるはずがない。このままいけばあいつは必ず壊れちまうだろう。」
 ブレイズはアンナを見詰めた。
「…あんたは、そんなあいつを救ってやれるか?支え続けて行く事が出来るか?それだけの覚悟があんたにあるのか?現にあんた、今のあいつを怖いって思ったろう?」
「…私は…」
 アンナはそれ以上言葉を継ぐ事が出来なかった。ブレイズの言葉の一つ一つが心に突き刺さってくる。全てを否定できない自分がいた。



 エビルとクラトスの戦いはますます激しさを増して行った。
 二人とも、もうすでに魔力など残ってはいない。ただ力と力だけのぶつかり合いだった。
 兄弟同士の因縁の対決ともいえるその戦いに、もはや他人の入れる余地はなく、アンナもブレイズもその行く末をただ見守るしかなかった。
 その内、エビルの放った攻撃に耐えきれずクラトスは吹き飛ばされてしまう。
「しぶとい奴だ。いい加減諦めろ!」
 ゼエゼエと肩で息をしながらエビルが怒鳴りつける。クラトスは震える腕で体を起こしながら呟くように言った。
「…何故分からない…」
 必死に立ち上がりエビルを睨みつけるクラトス。ふらつきながらもエビルに向かって行く。
「力で押さえ付けるだけでは決して人は心を開いてはくれない。逆にどんどん離れて行くだけだ。そして、いつかは別の新たな力によってねじ伏せられる日が来る。」
 何度か剣を交え、お互いに再び距離を取る。対峙する二人。
「あなたは確かに私より魔力は数段上だろう。戦闘能力では私はあなたには敵わないかもしれない。だが、こんな私にもあなたに勝っているものが一つだけある。それは、他人との絆だ。」
 アンナはクラトスの言葉に目を見開いた。
「……違う…」
 アンナの口から洩れた呟きに、隣にいたブレイズは首を傾げた。
 クラトスの話は続いている。
「他人と関わり、その度に築いてきたその絆こそが私をここまで強くしてくれた。」
 エビルはクラトスの言葉を鼻でせせら笑った。
「何を言い出すのかと思ったら、他人との絆だと?フン、くだらんな。全くもってくだらん。そんなものが一体何になると言うのだ。」
「あなたはそうやって全ての絆を絶って来た。その結果、あなたに何が残った?憎しみの心だけではないのか?今のあなたには何もない。あるのは孤独と絶望だけだ。人を信じお互いを思いやる心。それを失ったあなたが、その全てを背負って戦っている私に勝てようはずがない!」

(クラトス、貴方……そうよ、違うわ。貴方はもう…)

 アンナが心の中で呟いたその時、エビルとクラトスは再び激突した。その凄まじい力の衝突は爆発を起こしたかのように、二つの体を吹き飛ばした。相討ちかと思えた二人に、アンナは思わず息を飲む。
 起き上がったのはクラトスの方だった。エビルは起き上がろうともがいているが、もうそれだけの力が残っていないようだった。
「…クラトス私の負けだ…もう、私には何の力も残ってはいない…私が愚かだった。お前の言葉で目が覚めたよ。…もうすぐこの体も消えてしまうだろう。その前にもう一度だけお前の顔をこの兄に…」
「クラトス、止せ。罠だ!!」
 だが、ブレイズの制止を聞かず、クラトスはよろめきながら倒れたエビルに近付くと傍に膝をついた。そしてその体を抱き起してやる。
 ブレイズの予感は的中した。その瞬間、エビルは勝ち誇った笑みを浮かべるとその手をクラトスの胸へと突き刺したのだ。
「わあはっはっは!馬鹿め。この私がお前に降参するなど本気で思ったのか?甘いんだよお前は。いいか、最後に教えてやろう。他人など信用するものではないんだよ。信用しても最後には必ず裏切られる。」
 高笑いするエビル。だが、その笑いはクラトスの顔を見た途端に凍りついた。
 クラトスが微笑んでいたのである。微笑みながら静かな目で自分を見詰めていた。それはまるで親が子を見るかのような慈愛に満ちたものであった。クラトスを刺したエビルの手が震え出す。
「…何故、そんな顔をする…。私はお前を消そうとしているのだぞ。もっと苦しめ!私を憎め!!」
 エビルは刺した手でクラトスの体を抉りながら力を吸い上げ始めた。その度にクラトスは体をピクリとさせるが表情は変わる事はなかった。エビルの顔が恐怖に歪み始める。これでもか、これでもかとしきりに体の中を掻き回しながら叫んだ。
「どうだ、苦しいだろう?…苦しめ!悲鳴を上げろ!苦痛にのたうち回れ!!ハッハッハッハッハ!」

「クラトス!!」
 堪らず飛び出そうとしたアンナをブレイヴが押し止めた。見上げてくるアンナに静かに首を振って見せる。
「クラトスに任せるんだ。我々が手出しするべきではない。」
「でも、あのままじゃクラトスが…」
「今我々が飛び出せば、間違いなくエビルを討つ事は出来るだろう。だが、それではクラトスはこの先ずっと悔いを残したまま生きていかねばならなくなる。辛いだろうが、彼が遣りたいように遣らせてやってはくれぬか?」
「……」

 どんなにいたぶられようが、クラトスは表情を変えなかった。
「…や…めろ…そんな目で俺を見るな!止めろ止めろ止めろ〜〜〜!!」
 ついにエビルはクラトスを突き飛ばした。クラトスはなんとか体を起こすと、再びエビルを見詰め静かな声で語りかける。
「…もう終りにしましょう…」
 語りかけながら、動かぬ体を引きずるようにして再びエビルの元へ行くクラトス。
「どんなに憎しみを燃やした所でそんな事は何の意味もない。それは逆に自分自身を傷つけて行くだけなんだ。あなたにはもう十分過ぎるほど分かっている事でしょう?」
「…止めろ…それ以上近づくな…」
「今あなたに必要なのは、他人を信じる勇気を持つ事だ。今まであなたの周りにはあなたを理解し手を差し伸べて来た人達が沢山いた。例えばパーソンさんのような人達が。だが、あなたは自分からその手を振り払ってしまった。また裏切られるのではないかとの恐怖が先に立ち信じる事が出来なかったのだ。」
「うるさい、黙れ!私は…私は人など信じるに値しないものだと思っていただけだ!!」
 エビルは両手で耳を塞ぎ蹲ってしまう。
「前にも言った。あなたは私と同じだ。傷つく事を恐れるあまり他人に対して臆病になってしまった。だから周りの全てを威圧する事でその恐怖から逃れようとしたんだ。だが、私にはそんな私の事を心配し、どんなに拒絶されようが諦めず諫め続けてくれた友がいた。私はそんな友がいてくれたから救われたのだ。だから今度は私が誰かに手を差し伸べる番だ。自分がして貰った事を今度は私からあなたに伝えたいと思う。そういう事の繰り返しで人と人は繋がっていくものなのだと教えてあげたいと思う。」
 クラトスはエビルの元へと辿り着き、その震えている体にそっと手を触れた。
「…私はあなたを愛している。あなたに出会えた運命に心より感謝している。あなたは私にとって何にも代え難い私のたった一人の兄なのだから。」
 エビルはビクンと体を大きく震わすとクラトスを仰ぎ見た。その目に涙が溢れてくる。それは、彼が流した最初で最後の本当の涙だったのかもしれない。
 次第に彼の体を包んでいた深い闇のオーラが消えていき、エビルは崩れる様にクラトスの腕の中へ倒れ込んだ。
「…余計な事を…してくれたな…私は…今まで人を憎む事を力に変え生き続けた来たんだ…それを失った今私は消えて行くしかなくなってしまった…お前の言う通りだ。私にはこの憎しみだけしか残ってはいなかったのかもしれない。」
 その言葉の通り、エビルの体は瞬く間に薄く透き通って行った。
「お前が余計な事をしなければもっと生きられたはずなのにな。そしてこの世界を我が物に出来たはずだったのに…」

 とその時、クラトスの横に落ちていた光の剣が光り、ソアラの姿へと変わっていく。
 ソアラを見たエビルの顔に笑顔が浮かんだ。それは今までとは違う本当に安らぎに満ちた笑顔だった。
「母上…」
 差し出されたその手をソアラはそっと握り返した。
「…ご免なさい、エビル。私はあなたに何もしてあげられなかった。許して…」
 エビルは笑顔を浮かべたまま静かにかぶりを振った。それを最後にエビルの体から力が抜けて行き、そして、
「ありがとう…母上…そしてクラトス、我が愛する弟よ…」
 最後にそう呟き晴れやかな笑顔を浮かべると、そのまま霧消するかのようにクラトスの腕の中から消えて行ったのだった。



 エビルが消えると同時にクラトスは崩れ落ちた。その体を駆け寄ったブレイヴが受け止め抱き上げる。
 ブレイヴは傍に佇むソアラに微笑み言った。
「サラ…こんなに立派な息子を産んでくれて有難う。」
「…ずっとクラトスを見守っていて下さったのですね。」
 有難う、と俯くソアラの額に、ブレイヴは優しく口付けをした。そして近くに立っているアンナとブレイズを振り返る。
「アンナさん、私の願いを聞き届けてくれて有難う。」
「でも、クラトスは…」
 心配そうに、気を失っているクラトスを見るアンナ。
「大丈夫だ。死んではいない。ただ、マナを極端に失った状態だから、もしかしたら長い眠りにつくかもしれんがね。」
「……」
「もう戻った方がいい。他人の中に居続けるのは激しくマナを消耗する。例えクラトスが生き残っても君等が消えてしまったら意味がない。そうだろう?」
「そうですね…ここに居続ける事はクラトスにも負担をかけるでしょう。クラトスの為にも私達は戻った方がいいかもしれません。」
 未だ渋っているアンナを宥めると、ソアラは三人の周りに移動の為の魔法陣を出現させた。
「これからもクラトスを…息子をよろしく頼む。」
 三人は、ブレイヴに力強く頷き返すと、光に包まれ元の世界へと帰っていったのだった。


−聖なる力 終−